店主挨拶

青森県鰺ヶ沢町の名物和菓子・銘菓の店 山ざき 代表者挨拶

 

私がこの世界に入ったのは、大学を出てサラリーマンを三年経験してからです。

中学生の頃、オーディオに興味を持ち、将来は工業系へと進路を決めました。

何とか工業大学への入学を果たし、卒業後はエンジニアの卵として化学系の企業へ入社しました。

やりがいのある研究職ではありましたが、反面難しい世界であることも認識しました。

「定年まで食っていけるのか?」

いつも頭の片隅にはその思いが残っていて、結果的には三年後に脱サラをすることに。

その後、後継ぎのいない「銘菓の店 山ざき」 の将来と自分自身の将来を重ねて考えた時、せっかく祖父が作った店ですし、機械や道具もあって勿体無いですし、何よりもこの店にはお客様がいらっしゃいました。

そんなこんなで、私は「銘菓の店 山ざき」を継ぎ、お菓子屋になることに決めました。

 

青森市内の名店で三年間のみの修行。

いっぱい失敗をし、叱られ、毎日忙しい日々を過ごしたことを記憶しています。

本当にたった三年間の修行でいいのか?あとは自分の努力次第か?沢山の不安を抱えながら身上がりしたことを記憶しています。

 

「山ざきのお菓子はおいしい」「山ざきには良いお菓子がある」「山ざきのお菓子が一番喜ばれる」と言っていただくお客様、常連さん。

そんな声を幼い頃から耳にしていました。

良いお菓子を作り続けたい、そしてそれを越えるもっと喜んでいただけるお菓子を作りたい、お客様の笑顔を見る度にその想いは強くなります。

 

「銘菓の店 山ざき」は昭和三年に創業し、小さな町の小さなお菓子屋です。

今まで支えていただきましたお客様への感謝の気持ちは忘れません。

「おいしかったよ」の言葉が何より嬉しく、もっと頑張ろうという原動力になっています。

お客様の温かい言葉を胸に、感謝の心で、これからも皆さんに親しまれ、必要とされる存在であり続けたいと思います。

 

 

銘菓の店 山ざき

店主 山崎 康裕

青森県鰺ヶ沢町の名物和菓子・銘菓の店 山ざき 店主 ○○○